結論からお伝えすると、更年期の疲れは永遠に続くものではありません。
特に50代女性が感じやすい更年期の疲れは、多くの女性は、閉経前後の約4年間をピークに、50代後半から徐々に楽になっていきます。
更年期に感じる疲れやだるさは、多くの女性が経験するつらい症状のひとつです。
「この疲れはいつまで続くの?」「一生このままだったらどうしよう」と、不安になる方も多いのではないでしょうか。
実際、更年期の女性の約8割以上が「疲れやすさ」を感じているといわれており、決して特別なことではありません。
この記事では、更年期の疲れがいつまで続くのか・ピークはいつなのか・どう対処すればいいのかを、わかりやすく解説します。
更年期の疲れはいつまで続くの?
更年期の疲れが続く期間には個人差がありますが、
多くの場合は1〜3年程度、長くても閉経前後の数年間とされています。
更年期は一般的に 45〜55歳頃 に訪れ、
この10年ほどの間にホルモンバランスが大きく変化します。
ただし、ずっと同じ強さで疲れが続くわけではありません。
時期によって、疲れやすさには波があります。
疲れのピークはいつ?【閉経前後4年間】
更年期症状のピークといわれているのが、
閉経の前後2年ずつ、合計約4年間です。
閉経前の2年間
• 月経周期が乱れる
• ホルモンの変動が激しい
• 疲れやすさ・だるさが強くなる
閉経後の2年間
• 体がホルモン低下に適応しようとする時期
• 引き続き疲れやすい
• 徐々に症状は落ち着いていく
閉経後2年ほど経つと、
気分の落ち込みや強い疲労感が軽減していく人が多いことも分かっています。
更年期の疲れが起こる原因
更年期の疲れは、ひとつの原因だけで起こるものではありません。
いくつかの要因が重なって現れます。
女性ホルモン(エストロゲン)の減少
エストロゲンは、
• エネルギー代謝
• 睡眠の質
• 気分の安定
などに関わる大切なホルモンです。
この急激な減少が、強い疲労感につながります。
自律神経の乱れ
ホルモンの変化は自律神経にも影響します。
その結果、
• 眠りが浅い
• 夜中に目が覚める
• 朝から疲れている
といった状態になりやすくなります。
年齢による体の変化
• 筋力の低下
• 基礎代謝の低下
• 栄養の吸収効率の変化
これらも「以前より疲れやすい」と感じる原因です。
更年期の疲れは、睡眠の質の低下とも深く関係しています。
実際に、寝ても疲れが取れないと感じる50代女性はとても多く、
睡眠環境や生活習慣を見直すことで楽になるケースもあります。
▶︎ 【50代女性】寝ても疲れが取れない本当の原因と改善策はこちら
時期別|更年期の疲れの特徴
プレ更年期(30代後半〜40代半ば)
• なんとなく疲れやすい
• 回復に時間がかかる
• 月経前後に特にだるい
この時期に生活習慣を整えると、
本格的な更年期症状を軽くできる可能性があります。
更年期(40代半ば〜50代半ば)
• 慢性的な疲労感
• 朝からだるい
• 日によって体調の波が激しい
閉経前後の4年間は、症状のピークになりやすい時期です。
ポスト更年期(50代後半以降)
• 徐々に疲れにくくなる
• 睡眠の質が改善する
• 体調が安定してくる
「更年期前より元気になった」と感じる人も少なくありません。
更年期の疲れを楽にする対処法
生活習慣の見直し
• 睡眠時間を確保する
• 寝る時間・起きる時間を一定にする
• 軽い運動(散歩・ストレッチ)
食事のポイント
• たんぱく質
• ビタミンB群
• 鉄分
を意識して摂りましょう。
ストレスケアも大切
真面目で頑張り屋さんほど、疲れを溜め込みがちです。
「頑張りすぎない」「休むのも仕事」と考えることも必要です。
病院に行ったほうがいい目安
• 休んでも疲れが取れない
• 仕事や家事に支障が出ている
• 気分の落ち込みが続く
このような場合は、
婦人科・更年期外来での相談をおすすめします。
ホルモン補充療法や漢方など、
症状に合った治療を提案してもらえます。
まとめ
更年期の疲れには終わりがあります。
更年期の疲れは、多くの女性が経験する自然な変化です。
症状のピークは閉経前後の約4年間で、
その後は徐々に楽になっていく人がほとんどです。
大切なのは、
• 正しい知識を持つこと
• 無理をしすぎないこと
• 必要なら専門家に頼ること
この時期を乗り越えた先には、
新しい安定した毎日が待っています。
どうか一人で抱え込まず、自分に優しく過ごしてください。

